Arrows日誌

Arrows日誌ARROWS DIARY

2023/10/18奥戸CSNew!
変わるもの、変わらないもの。
こんにちは!
進学塾3Arrows(スリーアローズ)奥戸CS
チャーリーこと中山です。



秋は夕暮。
夕日のさして山の端いと近うなりたるに、烏の寝所へ
行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへ
あはれなり。まいて、雁などのつらねたるが、
いと小さく見ゆるは、いとをかし。
日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきに
あらず…。

誰もが一度は暗唱したであろう、有名な『枕草子』。
清少納言が見ていた夕暮れの情景とは少し異なり
奥戸CSの屋上から見えるのはビルばかりですが、
秋になると夕暮れが綺麗だなと感じるのは同じです。

日が沈み切ってからの風の音や虫の鳴く声なども
秋らしさを感じさせてくれるのも納得です。

中学校の教科書では中2の教科書に掲載されている
この『枕草子』ですが、平安中期、996年頃から
1001年頃に成立したとされる日本最初の随筆です。

一説によれば、清少納言が『枕草子』を書く
きっかけとなったのは、仕えていた中宮定子の勧め
だとか。定子が清少納言の非凡な才能に接するなかで、
中宮の兄藤原伊周が大量の紙を献上したことを機に
「これに何かを書いたらどうか」と助言したのだそう。

まさかそれが1000年後も残り学校の教科書に載り
日本中の中学生に読まれるとは思ってもいなかった
と思いますが…。

誰かにすすめられたことを、頭から拒否するのでは
なく、とりあえずやってみる。やり続けてみる。
いつしかそれが、当たり前になり、そして
無くてはならない大切なものへと変わっていく。

・試験後は自己採点をして解き直しをする。
・宿題をしたらすぐに答え合わせをして間違いを直す。
・覚えたかどうかは、チェックテストなどで書き出す。
・夕方少しでもいいから自習に来て勉強する。
・自宅を出る前に忘れ物がないか確認する。

ちょっと無理やり感もありますが、
お家の人や学校の先生、塾の先生に
「こうしてみれば?」とおススメされたことを
まずは素直にやってみるのは、
とても大切なことです。

「え、でも…」
「だってそれは無理」
「どうせできっこないし」

そんな言葉が出てきそうになったら、一度
それを飲み込んで、まずはその通りやってみる。
やり続けてみてから、もう一度考えてみましょう。

1000年前も秋の夕暮れは“いいねよ”といわれ、
今も秋の夕暮れは“いいよね”となるところは
清少納言をはじめとする平安の頃の日本人にも
令和の今の日本人にも共通する感性のようなものが
あるのだなぁと、それこそも「いとをかし」です。

昔から多くの人が“いいよ”と言っている物事には
それなりの良さがあり、理由があり、
真実であることが少なからずあるのです。

夕方は、塾で自習するもいとをかし。

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