2021/11/04小松川CSNew!
文法で分かる!「ら抜き言葉」がなぜダメか?
こんにちは。
進学塾3Arrows小松川CSの田中です。
いま、小松川CSの中学生たちは定期考査対策に必死になっています。
ときには質問を受け付けたり、あるいは取り組み方についてアドバイスをしたり、
我々講師も全力でテスト勉強のバックアップを行っています。
しっかり準備をして、後悔のない結果を出していただきたいですね。
試験期間になると、国語科担当として文法の質問を受けることが多くなります。
で、文法分からな~いというお子さんから必ずのように言われる
「これって何か役に立つんですか?」という質問……の形をしたブーイング(笑)
さて、文法の勉強、何の役に立つんでしょうか?
私は文法大好き人間なので、学ぶメリットをあれこれ挙げられますが、
今生徒の皆さんが聞きたいのはそういう話ではなさそうなので、
最も実用的なところをご紹介しておきます。
作文や学習計画表で、自分の文章を先生に見せたときに、
「ら抜き言葉」について指摘されたことはありませんか?
どうもこの「ら抜き言葉」、
うまく言葉のルールを理解できていない人にとっては
直すのがかなり難しいようです。
しかし、これは文法的に説明することができます。
【動詞の活用の種類】
・五段活用 ・上一段活用 ・下一段活用 ・カ行変格活用 ・サ行変格活用
【助動詞「~れる・られる」(動詞の未然形に接続)】
・「~れる」は、五段活用およびサ行変格活用の動詞に用いる
・「~られる」は、その他の活用をする動詞に用いる
≪例≫
・五段活用:読む → 読ま+れる
・上一段活用:起きる → 起き+られる
・下一段活用:上げる → 上げ+られる
・カ行変格活用:来る → 来+られる
・サ行変格活用:する → さ+れる
つまり、こうなります。
「起きる」は上一段活用だから、〇起きられる ×起きれる
「食べる」は下一段活用だから、〇食べられる ×食べれる
「来る」はカ行変格活用だから、〇来られる ×来れる
このように確かめていくことで、「うっかりら抜き」を防止することができ……
……あっ。
「わざわざ毎回そんなの確認するのめんどくさいよ!」という
読んだ方の心の声が、たった今私のもとに届きました。
それでは特別に、一番シンプルな確認法をお伝えしますね。
「れる・られる」の付け方は、可能のときも尊敬・自発・受け身のときも同じです。
たとえば、
「僕はピーマンを食べられる」は「僕がライオンに食べられる」と同じ形です。
「僕はピーマンを食べれる」を「僕がライオンに食べれる」とは言いませんね。
あら簡単♪
これでら抜き言葉使用による減点を防ぎましょう!
そしてほかにも質問があればどんどん持ってきてくださいね。
生徒の皆さん、お待ちしております!
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