2022/04/08実籾CSNew!
【科目シリーズ】国語科とは
こんにちは,進学塾3Arrows実籾CSの松岡です。
皆さん,英数国理社の中で一番苦手な科目って何ですか?
ある調査によると小学生・中学生で一番苦手な科目として名前が挙がったのが
「算数・数学」となりました。
(学研教育総合研究所2021年調べ より
https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/whitepaper/202108/index.html)
では,国語は?
実は,数学に次いで第二位にあげられたのが「国語」でした。
また,男女間での格差は年齢が大きくなればなるほど開いていき,
女子は国語を好きになる一方で,男子は苦手に感じていくという傾向があります。
そもそも,国語を勉強することの意味を皆さんは考えたことがありますか?
実はすべての教科の源となっているのは国語という教科なのです。
教科書や問題文に書かれている内容を正しく理解することが出来なければ,
点数アップの妨げになってしまいます。
逆に捉えるならば,正しく物事を理解する能力があるならばどんな教科でも
著しく成長することが出来るようになるというのもこれまた事実な訳です。
ただ,国語力を上げるのは短期的なものではなく
長期的にじっくりと身に着けていくということになります。
英語や数学みたいに各単元がはっきりしていて苦手部分を
ピンポイントで克服していくというのは中々難しい教科となります。
なぜ難しいのでしょうか。
読者の皆さんも国語の問題を解いていてこんな経験はありませんか。
「なんとなく読むことはできるけど問題を解いたり,
記述問題をといたりするとなると急に難しく考えてしまう。」という経験。
そうなのです。ここで問題になるのは「全く分からないわけではなく,
なんとなくは理解したからそこまで問題ではないだろう」というように
後回しにされてしまいがちになってしまうということなのです。
それは本当に読解できていると言えるのでしょうか?
ほんのささいなボタンの掛け違いで,言葉の捉え違いで,
点数を落としてしまう今までの自分とはサヨナラ!
(ちなみに,ケアレスミスに関する記事を過去に掲載しております。
ぜひ今回のブログと合わせてご一読していただければと思います。)
「ケアレスミスを減らすには」
https://www.3arrows.jp.net/blog_detail?actual_object_id=1002
今回はそんな国語力を上げる方法を皆様に今回ご紹介させていただきたいと思います。
1.言葉(語彙)をたくさん身に着けよう!
皆さんは英語の勉強をするとき,単語の暗記を一生懸命に行うと思います。
理由を尋ねると「単語の意味を知らないと読むことが出来ないから」と答えてくれます。
ふむふむ。それって国語の文章を読むときも同じじゃない?
ある程度の内容は頭に入ってくるけど細かい表現の部分は見て見ぬふりをしている生徒は
実はとても多いのです。だから,私の授業では不意に生徒に単語の意味を尋ねたりして
全体で確認をしたりするようにしています。
自分の言葉で別の表現に直す力がないと国語力の成長はあまり期待できるものとはならなくなります。
なので,授業や宿題で出た問題でよいので分からない単語は積極的に調べていき
身に着けるように癖をつけていきましょう!
2.文章の構成を意識しながら読む
説明文で行くと序論→本論→結論の順番で書かれていることが多いです。
特に結論部分は筆者の意見がまとめられている部分となるので内容一致問題に問われやすい部分となります。
このことを知らずに問題を解くともう一度頭から読み直す生徒がいます。
これでは,制限時間のある入試では対応することが難しくなります。
なので,文の構成を意識しながら読むことで注目する部分を絞り,素早く読解する事が出来るようになるのです。
この方法を「先読み」と言います。細かな先読みの方法はここでご紹介すると長くなるので授業でお伝えしていきます。
3.自分の意見は捨てる。必ず本文から根拠取って解答するべし。
読解をしていく上で,「僕はこの問題を解いてこういう風に思った。」と
自分の頭の中で結論を出して感覚で問題を解く生徒が非常に多くいます。
これはいけません。特に物語文を解く時に起こりがちなのですが「自分だったらこうするし,こう思う」など
自身の感覚で選択肢を選んでしまい,本文から根拠を取らない生徒がいます。
ここで必要になるのは「国語の読解は書かれている本文の内容を正確に整理する事であり,
筆者以外の考えは間違いである」ということです。
内容一致などで毎回間違えている人,頭の中だけで解決しようとして本文を放ったらかしにしてませんか?
必ず本文から根拠を取りましょう!
4.自分なりの言葉で問題文の内容をまとめるクセをつける
私の授業では演習が終わったタイミングで必ず生徒に「今回の文ってどんな内容?」と質問をします。
最初,生徒は単語だけで説明をして相手に汲み取ってもらおうとしますがそれは断じて許しません。
自分の言葉で内容をまとめるクセを付けないと毎回ダラダラと読んでしまうようになってしまうからです。
また,例年の千葉県高校入試の流れであれば大問7の問題は条件作文となります。
この条件作文は文の要約力を問いてると言えます。日頃から要約するクセをつける事で作文の対策にもなりますし,
論理的に文章を解く事が出来るようにもなります。
シンプルにまとめる能力を身に付けていきましょう!
いかがでしたか?。
「日本人なんだから日本語は読めて当たり前だしなんとなく解ればそれでいいっしょ?」と思っているそこの君!
何となくのフィーリングや最小限の言葉だけでは本当の読解をすることは非常に難しいのです。
正しい読解方法を身に付け,国語の点数を安定させる事は受験にとってライバルと大きな差をつける事に繋がっていきます。
国語の点数で伸び悩んでいる方がいたら是非ご相談ください!
一緒に克服していきましょう!
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