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2022/09/15その他New!
「先輩の教え」~ぼくたちはこうして合格を掴んだ~【都立中高一貫入試編】
Arrows日誌特別企画「先輩の教え」と題して,生徒インタビューのフルバージョンをお届けします。

倍率が5倍をこえる難関を突破し,見事に都立白鷗中学校の合格を掴んだ横地くん(奥戸CS)。
彼の言葉には中高一貫校入試のみならず私立中学入試も含めて,これから中学受験に臨む生徒のみなさんにとって,今後の学習のヒントが随所にちりばめられているはずです。
それではご覧ください。

- 小学校のころに塾以外にどんなことをやっていましたか?

横地
 サッカーとボクシングをやっていました。
 どちらも短い期間でしたが友だちがやっていたということもあり,興味をもって始めてみました。
 とても楽しかったです。
 中学校生活が始まって忙しくなったので今はあまりできていないのですが,家の周りを散策することも好きです。
 中学校に通ってみて,校庭もせまいし,学校のある台東区は公園も少ないので,葛飾区の公園の広さや多さに改めて散策の良さを感じています。


- 受検をしようと思ったきっかけは何でしょう?

横地
 う~ん…難しいですね。覚えていません。
 いつの間にか,気が付いたら受検をしようと考えていたように思います。


- では3Arrowsに通うようになったきっかけはありますか?

横地
 小学校1年生の頃から通っていた塾があったのですが,小学校4年生の時にその塾が自分に合わないような気がして,塾を変えることにしました。
 その時に見つけたのが3Arrowsです。


- 前の塾に通っているころには受検をしようという感じでしたか?

横地
 いや,その頃はそんな話は全く出ていませんでした。


- それではいつごろから受検を意識するようになったのでしょうか?

横地
 4年生の時に3Arrowsに移ってきたときに「都受コース」(都立中受検対策コースの略)があると聞いて初めて意識するようになったように思います。
 そういう意味では3Arrowsに来たことが受検をしようと思ったきっかけと言えるかもしれません。





- たくさんの都立中高一貫校がある中で白鷗中学校を選んだ理由は何かありますか?

横地 三味線部などのクラブ活動があることにも見られるように,伝統について学ぶ機会が多い学校であるということや,その中でもグローバルな社会で通用する人材を育てるという校風であるということを学校見学などで知って白鷗中学を選びました。


- 白鷗中学に実際に通ってみて気づいたポイントを教えてください。

横地
 勉強は地元の公立中学とそんなに大きくは変わらないと思います。
 とはいえ,白鷗は中高一貫の都立中の中でも最も古くからある学校だからでしょうか,他の私立中学に負けないように一部,高校内容の先取とも言えるような発展的な内容も授業に取り入れられています。
 校庭がせまいというのは白鷗中学の弱点ですね。
 学校の先生たちも同じことを感じていると思います。
 校庭が広ければ生徒たちの遊び心ももっと広がるのではないでしょうか。


- クラブ活動は何かやっていますか?

横地
 剣道部です。
 剣道部は中高合わせて20人程度の小さな規模のクラブです。
 練習はそれなりに厳しいのですが,まだまだ試合に出ることもできていないので,本当の厳しさも楽しさもこれから分かってくるところかと考えています。


- 白鷗中のクラブ活動は全体的に厳しいですか?

横地
 そんなことはないと思います。
 あくまでも優先事項は勉強なので,生徒たちのペースに合わせてクラブ活動を行っている感じです。
 そんなところも白鷗中の魅力の一つですね。



- 受検勉強を通じて自分が成長したと思えるところはどんなところですか。

横地
 3Arrowsの先生が自分の人生を大きく変えたと思っています。
 先生に解き直しの大切さを教わったことが特に大きかったですね。
 間違ったところはもちろんなのですが,間違っていなかったところも復習するように言われました。
 中学校での学習は知識よりも理解が大切なのですが,一度,やっただけでは理解など到底できません。
 3Arrowsで復習を徹底的にやるという姿勢を教わっていたからこそ,いまの学習に活かされているように思います。


- 都立中受検というと長めの記述であったり,作文だったり文章を書く機会が多いと思うのですが,何か苦労しましたか?

横地
 得意になりました。
 作文を3Arrowsの先生に添削してもらいながら,何度も書き直しをしているうちにどんどんと良い作品に仕上がっていく感覚が持てて,文章を書くのが好きになっていきましたね。
 作文に正解はないので何度も書き直す必要があるんですけどね。


- 都立中受検をする6年生にココががんばりどころだ,みたいなポイントがあれば教えてください。

横地
 6年生の夏までに各教科の知識のインプットをがんばって,夏以降の残りの半年でアウトプットの練習をいかにできるかというのがポイントになるでしょうか。
 加えて,志望校の過去問にこだわって勉強をすることが大切はですが,第一志望の学校に限らず私立中学校の問題に取り組んでみることも大切だと思います。
 形式がまったく異なる問題だからといって避けるのではなく,取り組んで様々な問題への対応力を身につけることで入試はもちろんですが,入学後の学習にも活かされてきます。


- 色々な学校の過去問を解いてみようというのは,受検生やその保護者の方からすると目から鱗が落ちるような話かもしれませんね。
  どこの学校のどんな問題を解くのかは自分で決めていたのでしょうか?

横地
 奥戸CSには私立中受験対策コースがなく,都受コースしかないのですが,塾の先生がいろいろな私立中の算数の問題をピックアップして解かせてくれました。
 分からないところも理解できるまで教えてくれました。

- それでは受検に臨むにあたって一番苦しかったことはなんですか?

横地 公中検模試の結果を見るたびに絶望していました(笑)
   学校の通知表が返ってきた時も,合格する保証はないと言われて,やっぱり落ち込みましたね。
   でも,いま同級生と話をしていると公中検模試で偏差値30くらいだったという友だちもいて,安心しました。
   入試は相性診断のようなものなので模試の成績で一喜一憂したり,諦めたりする必要はないのではないでしょうか。
   とはいえ,模試はアウトプットをする良い機会なので積極的に受けた方が良いと思います。


- そんな辛い時期に乗り越えられたきっかけは何かありますか?

横地
 辛かった中でも受検を辞めたいという思いは一度も持ったことがありません。
 YouTubeの動画で「模試の結果に左右される必要はない」と言っている人がいるのも知っていましたし,ぼくも同じように考えていたので,辛かったとはいえ諦めるつもりは最初から全くありませんでした。


- 合格発表の番号を見たときはどう思いましたか?

横地
 本当かな,何かの間違いなのではないかと思いました。
 結果は母から聞いたのですが,合格発表の当日は学校も行きたくなかったし,HPでの発表も見たくなかったです。
 その時にはもう地元の公立中に行くことになるだろうと考えていましたから。





- 3Arrowsの良いところを教えてください。

横地
 とにかく授業が分かりやすくて面白いです。
 1つの問題から話がどんどん広がっていき,最終的にきちんと答えにたどりつく3Arrowsの先生のトークはいつも楽しかったです。
 また,いつでも使える自習室があって,分からないことはすぐに質問ができるので助かりました。
 受検が近づいてきたころには閉室日以外,毎日,自習室を利用していました。


- 後輩たちへのメッセージをお願いします。

横地
 受検は軽い気持ち,楽しもうという気持ちで臨んだ方が良いと思います。
 模試の結果などで落ち込むこともあるでしょうが,先ほども言った通り,一喜一憂する必要はありません。
 もちろん最終的に結果は出ますが,合格しても不合格になっても今やっている勉強は無駄にはなりません。
 特に都立中受検は作文,記述など将来的に役に立つ能力をつけることができるので,少しでも受検してみたいという気持ちがあるなら,楽しんで挑戦してみてください。
 結果は必ずついてきます。



いかがでしたか?
みなさんの受験に向けて参考となったでしょうか?
先輩の教えを受けた皆さんの中からまた,そして後輩たちへ思い・想いを受け継いでいってもらえるよう,私たち3Arrowsの担当一同は願っています。
(インタビュー:吉井雅彦 文責:岸岡兼巧)