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2024/11/23実籾CSNew!
併願校の決め方とは?
皆さん,こんにちは!
3Arrowsの福田でございます。
 
気温の寒暖差が大きくなり,体調を崩すことが多いです。
そんな私も,咳が少し出てきており,戦々恐々としています…。
くれぐれも,皆様も体調にはご注意くださいませ。

さて,本日のテーマは『失敗しない併願校の組み方』についてです。


そもそも,『失敗しない』併願校の組み方とは何でしょう?
〇〇校を受ければよかったという後悔の念でしょうか?
〇〇校の不合格で精神的ダメージを受け,その後の受験に大きな影響が出たことでしょうか?
 
人により,『失敗しない』の定義は様々あるかと思います。

受験において,本命となる第一志望に合格するための力を養い,合格を勝ち取る。
ただ,中学受験においても,高校受験においても,第一志望の学校に確実に受かるとは限りません。
特に高校受験においては,義務教育期間が終わる以上,確実に進学できる高校がないといけません。

併願校とは,行きたい学校(≒第一志望)とは別の受験する学校,という認識になるでしょう。
その併願校をどのように決めるのか,受験生にとって大いに悩む問題です。

私も,併願指導をする中でこの点は非常に頭を悩ませます。
それは,『ご家庭(本人・保護者)が何を望むのか』によって方向性が如何様にも変わるからです。
中学受験では,
地元の公立中に進学することは可なのか,それとも不可なのか
千葉県内に限らず,東京都内の学校も視野に入れるのか,入れないのか
埼玉県の私立中学校の入試を活用すべきなのか
この3点がまずは併願校を考える鍵になるかと思います。
お住いの場所により,いくらでも戦略は変わるでしょう。
高校受験では,
公立高校への進学が絶対なのか
大学受験も視野に入れて学校を考えるのか
東京都内の私立高校は選択肢に挙げられるのか
同様にこの3点が挙げられるはずです。
ただ,高校入試においては進学先を絶対に確保するという意味で,より慎重に併願校を組まなければなりません。

例えば,以下のような併願パターンの例を考えてみましょう。
例1 中3・A君   偏差値Ave.58
 第一志望 幕張総合高校
≪条件≫① きょうだいがいるため,なるべく公立高校に進学してほしい
② 都内私立は考えていない&交通費の面から不可
③ 通学距離に希望はない(1時間半以上かからなければ問題ない)
例2 中3・Bさん  偏差値Ave.60
 第一志望 幕張総合高校
 ≪条件≫① 本人が望めば,公立高校,私立高校,どちらでも構わない
② 都内私立も場合によっては可(保護者の意向はあまり反映させたくない)
③ 本人希望により,電車で30分~1時間圏内の学校

このような例があった場合,私立高校の併願はどのように考えればよいでしょうか。

例1の生徒は,なるべく公立高校への進学を希望していることを踏まえると,
受験する私立高校は,併願推薦の取れる学校を1校受ければ問題ないはずです。
複数行きたい学校がある場合は,どこを受けるかを慎重に判断することが必要になります。

例2の生徒は,公立・私立どちらでも構わない,本人の行きたい学校が進学先というパターンです。
つまり,私立高校でも選択肢に挙がる,ということです。
また,都内私立高校も距離の面さえクリアすれば問題ないということから,通学時間が1時間程度の
学校は選択肢に挙がるというわけです。
そうなると,私立高校としては,江戸川女子,安田学園,関東第一,郁文館など様々挙げられます。

これらの学校は,雰囲気は全く違う学校です。
部活動を重視するのか,学校の雰囲気を重視するのか,様々な点を踏まえて選ぶことができます。
また,千葉県内の私立高校と東京都内の私立高校では入試日程が異なるため,原則被らなければいくらでも
受験することが可能!


どちらの例にしても,第一志望の学校がもし不合額だった場合に備え,次善校として選ぶ形ですね。
ただ,重視しなければならないのは【受験生にとって行きたい学校である】こと。
あるいは,【保護者(親)として,行かせたい学校である】こと。
この2点を軸に据えておくことです。

『何』を目標とするのか,重視するのか。
『誰』が重視するのか。考え得る点をすべて考えたうえでの併願校の策定です。

結局のところ,失敗しないための併願というものは,失敗しないために次善策を用意しておくことが重要です。
その次善策をどこまで準備し,納得した上で受験するのか。 
そのための話し合い,意見のすり合わせをしっかりと行うことが大事です!

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