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2025/12/233Arrows奥戸CSNew!
受験期、保護者の「声かけ」で気をつけたいこと
こんにちは!
進学塾3Arrows(スリーアローズ)奥戸CS
チャーリーこと中山です。

クリスマスが目前です。
ということは、あと数日で冬休みです。

学校が冬休みになっても、今年は我が子は受験生。
きっと毎日机に向かって勉強するのだろう…と思っていたら、朝からソファに寝転がってスマホを見ながらニヤニヤ。

「今日は、夕方から塾があるんだっけ?」

始めは遠回しに、様子見で、勉強するきっかけになれば…との優しい声掛け。
それでも我が子は返事もせず、スマホを見ながら笑っている。

「学校から冬休みの宿題は出たの? 塾の自習室が開いてるから行って頑張ってくれば?」

少しだけ圧をかけるように言葉を投げかけてみるが、子どもの返事は、「うん、まあ、夜になったらやる…」

そういえば会社の同僚のお子さんも受験生だって話を聞いたが、その子は学校から帰るなり塾に出かけていき、帰宅は夜遅く。
目指している志望校も有名な進学校で…と、つい我が子と比べてしまい…プツンと音が。

「もう、いつまでスマホで遊んでるの。早く宿題をやりなさい。受験生でしょう!」

「わかってるよ、うるさいな!」


入試が近づくにつれて、家庭での会話も勉強中心になってきます。
そんな中で保護者の皆さまからよく聞くのが、

「つい言いすぎてしまう」
「応援しているつもりなのに、子どもとぶつかってしまう」

という声です。

いやぁ…わかります。
私自身も一人の親ですので、入試のシーズンは結構考えました。
別にケンカをしたいわけではないのに、つい…。


今日は、この時期に特に気をつけたい我が子への声かけのポイントについてお話しします。

�@ ついやってしまいがちな「NGな声かけ」
たとえ悪気はなくても、次のような言葉は子どもを追い込んでしまうことがあります。

NG例
「またこの点数?前より下がってるじゃない」
「何回同じミスしてるの?」
「本気でやってるの?」
「このままで受かると思ってるの?」

これらはすべて、
・ 正論である
・心配から出た言葉である
・良かれと思っての助言であって追い詰める気はない
…はずですよね。

ただ、受験生本人は
「分かっているのにできない」「不安でいっぱい」という不安定な状態にあることが多く、これらの言葉がそのままプレッシャーとして刺さってしまうのです。

�A 同じ内容でも、伝え方で変わる「OKな声かけ」
ではどのような声かけをすればいいのか。
ポイントは、評価しない・詰めない・一緒に考える姿勢を見せること、この3つです。

OK例
「今回はどこが難しかった?」
「前よりできるようになったところ、あるね」
「このミス、次どう直せそう?」
「解き直し、どこからやるか一緒に整理しようか」

これらの声かけには、
・結果よりもプロセスを見ている
・子どもを責めない、詰めない
・考える主体を子どもに戻してあげる

という共通点があります。

「頑張りなさい」と言わなくても、安心して勉強に向かえる空気が自然と生まれます。

�B 親子だからこそ、感情がぶつかってしまう
…とはいえ、いくら頭では分かっていても、わが子だから心配になる、期待しているからこそ言いたくなる、家では甘えや反発が出やすいし…というのも、自然なことですね。
親子の関係は、どうしても感情が入りやすく、冷静な学習の話が難しくなる場面が少なくありません。

ここで無理に「親が何とかしよう」と頑張りすぎてしまうと、子どもの方は
・勉強=怒られるもの
・家=気が休まらない場所
になってしまうこともあります。

また、よくあるのが、子育てはママに任せきりでこれまではほとんど受験勉強に関して口を出してこなかったパパが、入試が近づいたタイミングで…
「どれどれ、偏差値はどんな感じなんだ?見せてごらん」
といって、ビール片手に子どもの模試成績表を見はじめ、しばらくして
「これっぽっちしか取れていないのか? こんなんじゃ合格するわけない!」
「父さんは理系で数学が得意だったから算数なんてちょろいもんだ。教えてやるから問題を見せなさい」
とか何とか言いだして、中学受験の算数を得意の方程式でバシバシと解いて見せて
「ほら、簡単だろ? いったい塾で何を教わっているんだ」
「志望校も。もう少しレベルの高い学校にしなきゃわざわざ高い金を払って受験する意味がない」
…と、NGワードをマシンガンのように次々と繰り出すという悲劇です。

まあ、パパには全く悪意はなく、本心から我が子の受験を心配して…の発言なのですが。

�C だからこそ、塾を「第三者」として使うべき。
塾の役割は、単に教科を教えることだけではありません。

・点数や結果を感情抜きで分析する
・「何が足りないか」「次に何をすべきか」を整理する
・子どもが素直に話を聞ける“第三者”になる

これらの役割を塾が担うことで、ご家庭は「責める場所」ではなく「支える場所」に戻れます。

保護者の方は、管理役や監督役、叱る役をすべて背負わなくていいのです。

�D 今の時期こそ、役割分担が大切です
受験勉強においては、そして受験直前期は特に、

塾:学習面・戦略面を支える
家庭:生活面・精神面を支える

この分担がうまくいくほど、子どもは落ち着いて力を発揮できます。
餅は餅屋です。
受験は受験のプロに任せるのがイチバンです。

親は我が子の性格やこれまでの成長については世界一の“プロ”です。
しかし、入試や受験勉強という点では、いかに親と言えど、自身の経験と、せいぜい上の子の受験やお友だちから聞いた経験談くらいの情報しかありません。
塾の先生は、毎年何十人もの受験生を本気で支えている受験の“プロ”です。
教えた受験生の数は、数十人、数百人と圧倒的な量の入試を経験しています。

ただし、任せるといっても“丸投げ”するのではありませんよ。
綿密に連絡を取り合い、情報を共有しながら、お互いにそれぞれの得意分野でベストな仕事をするのです。

「最近、子どもへの声かけがうまくいかないな…」
「家で勉強の話をすると空気が重くなるんだよなぁ…」

そう感じたら、それは塾を上手に活用するサインかもしれません。

保護者の皆さまが少し肩の力を抜き、お子さまが前向きに机に向かえる環境を整えること。
それが、今この時期にできる、とても大切な“受験サポート”ではないでしょうか。

必要であれば、ぜひお気軽にお声がけください。
インターネットで調べたり、受験雑誌を買ったり、生成AIに聞いたりするのでは、お子さまに合ったヒントは少ないはずです。
日頃から子どもの勉強する様子を見ている受験のプロがすぐそばにいるのですから、これを使わない手はありません。
直接担当している教師でなくとも、ちょっといろいろな先生の意見を聞いてみたい、とご相談いただくのでも構いません。


明日も頑張りましょう!

202526 冬期講習
■冬期�T期:12月21日(日)〜12月24日(水)開室14時予定
●12月25日(木)は閉室です。
■冬期�U期:12月26日(金)〜12月29日(月)開室13時予定
●12月30日(火)〜1月3日(土)は閉室です。
■冬期�V期:1月4日(日)〜1月7日(水)開室13時予定
●1月8日(木)は閉室です。
□1月9日(金)から3学期通常授業再開です


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