2024/10/25実籾CSNew!
国語力の大切さ
こんにちは。進学塾3Arrows実籾CSの髙橋です。
今回は,「国語力の大切さ」について書いていこうと思います。
そもそも,国語力とは何でしょうか。
私は,国語力は以下の6つの要素から構成されていると考えています。
1, 文章を読み (あるいは話を聞き),相手の言いたいことを正しく理解する力
2, 問題文を読み (あるいは質問を聞き),テスト作成者からの問いかけを正しく把握する力
3, 問いかけに対し,論理的な理由とともに回答する力 (記述問題の場合は,誤りのない日本語で,論理的に答える力)
4, 漢字の知識
5, 言葉の知識 (語彙力)
6, 文法の知識
1はいわゆる「読解力」ですね。2と3は「解答力」とでも言いましょうか。
そして4,5,6は,1,2,3を下支えする「土台」となります。
これらのどれか一つでも欠けていると,真の意味で「国語力が高い人」にはなれないのではないでしょうか。
さて,本題の「国語力の大切さ」に戻りましょう。
グローバル化が進み,日本国内でも他言語を聞くことが増えてきた現代。私たちは勉強や趣味で様々な言語を学ぶようになりましたが,
それでも物事を考えるときに使うのは「国語」,すなわち「母国語」です。
私たちは基本的に,母国語で物事を考え,理解し,記憶し,人に話します。
例えば,「明日の給食はなんだろう?」や「今回の発表会は何が上手くできただろう,どこが改善点だろう」といった
日常的な疑問(あるいは反省)も,日本語で考えられていますよね。このように私たちの思考は,全て母国語で形作られているのです。
また,日本ではたいていの教材が日本語で書かれており,授業も母国語で行われています。
外国語(たとえば英語)を読む時も,慣れるまでは日本語に訳しながら理解していきます。
つまり,国語は思考や学習の土台になっているのです。何を学ぶにしても,どう生きていくにしても,ほとんどの場合,
国語力が必要になります。国語力の有無が,人生を左右すると言っても過言ではないかもしれません。
(余談ですが,私は高校2年生の頃,国語の勉強をサボって半年ほど他教科ばかり勉強していました。その結果,
「英語長文の日本語訳を読めない」という事態に直面し,慌てて国語の勉強を再開しました。
後にも先にも,この時ほど国語力の大切さを実感したことはありません。)
しかし残念なことに,昔から国語は軽視される傾向があります。理由としては,
「他教科に比べてテスト勉強をしづらい」
「母国語なんて勉強しなくてもできる」
「なかなか成績が上がらない」
「勉強しても成長を感じない」
「勉強の仕方がわからない」
「他教科の方が大事」
といったことが,よく挙がります。誰でも一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
加えて,昨今はスマートフォンの普及に伴い,国語の勉強はおろか読書すら全くしない子が増加し,
日本語力の深刻な低下を危惧する声もあります。ただでさえ軽視されがちな国語が,
さらに軽視されていくのではないか…という懸念が,私の中にもあります。
たしかに,子どものうちから国語力の重要性に気づくというのは,難しいかもしれません。
しかし,だからといって国語の勉強をサボっていると,早ければ中学,遅くとも社会人になる頃には必ずしっぺ返しが来ます。
具体的には,
「他教科の教科書を理解できなくなる」
「友人や先生が使う言葉,表現がわからなくなる」
「就職活動で履歴書を書くときや面接を受けるときに,日本語力の低さが露呈する」
といったところでしょうか。
そうならないように,コツコツと国語の勉強をし,国語力を高めてほしいと考えています。
私も,生徒の皆さんが国語で苦労をしなくて済むよう指導法を日々研究し,モチベーションを高めるような声掛けをしています。
国語を軽視し,苦労した経験があるからこそ,伝えられることがあると思っています。
成績だけでなく,将来につながる国語力全般を高められるよう,ともに研鑽していきませんか?
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