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2025/07/08新船橋CSNew!
理科の面白い問題【中学受験編】
皆さんこんにちは!
進学塾3Arrows新船橋CSの菊地です。

「理科って暗記科目ですよね?」
「理科の用語が覚えられません」

そんな声を、生徒からよく耳にします。
しかし、本来の理科の面白さは「覚えること」だけではなく、
身の回りの現象を“なぜ?”と考えることにあります。

特に中学受験の理科では、
知識だけでなく思考力・観察力・応用力を問う
ユニークな問題が数多く出題されます。

今回は、近年の入試問題から
私が面白いと思った問題をご紹介しながら、
「理科の楽しみ方」についてお話ししていきます。

~身近な野菜について~

問 図1のようなトマトの断面図が見られるのはトマトをどの向きで切ったときか、次のア~ウから選びなさい。
また解答用紙のトマトの断面図に種を6つかき入れなさい。
ア、Aで切ったとき
イ、Bで切ったとき
ウ、Aで切ってもBで切っても同じ

大人でも悩んでしまう問題です。
むしろ普段の料理で扱っているからこそ
思い出せず悔しいモヤモヤした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

日頃からお手伝いをしている子であれば
イメージができるでしょうか。
通販番組でよく切れる包丁の宣伝でも目にするかもしれません。

Aで切ったとき
Bで切ったとき


問 キャベツは葉が何層にも重なり合った葉球をつくる。キャベツの科の形は外側から内側に向かってどのようになっているか、次のア~エから選びなさい。
まず選択肢のちがいを見分けるのが難しいですね。

よく見ると内側の葉の形が異なります。

正解は…

実際に切って確認してみてください。
今晩のおかずは「ロールキャベツのトマト煮」なんて
いかがでしょうか。

是非お子様と一緒に作ってみてください。

ちなみに今回紹介した問題は
2024年度入試で女子学院中学で出題されました。

このように、中学受験の理科では「知っていれば解ける」という問題から、
「知っていることをどう使うか」に重点を置いた出題が増えています。
これは、単なる知識の丸暗記では対応できないということを意味しています。

ですから、受験勉強を進める中でも、次のような意識がとても重要です。

・現象の理由を「なぜ?」と自分の言葉で説明してみる
・結果だけでなく、プロセスを大切にする
・実験や観察を通じて“自分で発見する”体験を積む

こうした学習姿勢は、理科だけでなく将来の「学びの土台」となります。

日々の授業の中でも、単なるテキスト演習だけでなく、
上記のような“考える理科”の問題に触れながら、
生徒の「なぜ?」を引き出す工夫を大切にしています。

「理科に苦手意識がある」「もっと理科に興味を持ってほしい」
と感じている保護者の皆様、ぜひ一度ご相談ください。

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